日本BD社長が語るBDとは
変⾰の時を迎えたBDの飛躍を⽀える原動⼒になってくれる⼈材を求めています
日本BD 代表取締役社⻑ 阿知波 達雄
ベクトン・ディッキンソン(BD)は、世界各国で事業を展開するメディカルテクノロジーのリーディングカンパニーです。1897年の創業以来、革新的なアイデアと高度な技術を強みに研究、検査・診断、治療分野にいたる様々な領域で医療機器や体外診断用医薬品を提供し、医療の進歩に大きく貢献してきました。 |
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明日の医療を、あらゆる人々に」それが、私たちの事業の目的(Purpose)です。全世界のBD社員は所属部署や担当業務に寄らず、この目的のために、日々仕事をしています。すべての人の健康を支えるために革新的な製品を生み出し、より多くの人々に使っていただけるように普及、啓発、営業活動に努めます。BDが半世紀以上前に世に送り出した「インスリン注射器」や「滅菌済み採血管」などは、当初はBDだけが提供する革新的な製品でしたが、今では多くの国の医療現場で欠かすことのできない医療機材として日々大量に使われています。1970年代に発売した「自動細胞解析分析装置 フローサイトメーター」は、近年の再生医療の研究において必須の機器としてより一層広く普及しました。このようにBDは「近い将来、広く普及するであろう先進的な医療機器や研究用装置(=明日の医療)を、今日、いち早くより多くの医療の現場で使っていただくことで医療の発展に貢献する」ことを目指しています。これが、「明日の医療を、あらゆる人々に」の意味するところです。 |
世界に例を見ない超高齢化社会となった日本において、今後の医療は、元気で健康に過ごす時間をより長く持てるように「健康長寿」を目指しています。これは、高齢化社会を生きる全ての人にとって望ましいというだけでなく、増え続ける国の医療費を抑制する観点からも大変重要です。そしてこの流れは、研究・検査・診断の分野に強みをもつ私たちBDにとって今まで以上に貢献の場が広がることになります。また、今後の医療の分野で世界的な脅威の一つとされる薬剤耐性(Antimicrobial Resistance 略してAMR)に対しても、BDは多様な製品群と長年培ったノウハウを通じて、大きな貢献を果たしていきたいと考えています。 |
社会課題を解決する、新たな価値をBDはここ数年の大きな買収による規模の拡大だけでなく、医療や社会に対する長年の貢献についても高く評価されています。米国の経済誌フォーチュンで2015年から始まった”Change the World”という、社会の発展に大きく貢献した企業の表彰リストにおいて、BDは2年連続でTop 50に選ばれた数少ない企業の1社となりました。また、2015年9月に国連サミットで採択された持続可能な世界を実現するための17のゴール「17の持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals, 略してSDGs)」については、日本政府も積極的にその推進に力を入れていますが、この3番目のゴール「すべての人に健康と福祉を」は、BDの事業の目的 (Purpose)ともよく合致しています。そのため、アメリカやヨーロッパ、日本などの先進国だけでなく中国やインドを中心としたアジアでの医療ニーズの拡大に合わせた事業の成長を加速し、さらにアフリカや中南米の国々における医療環境の改善にも長期に渡って、積極的に取り組んでいます。 |
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飛躍の時を支える、原動力に
このように、BDは1世紀以上に渡って世界の医療の発展に貢献しつつ、事業の拡大を図ってきました。そして今、歴史と伝統のある会社が、新たな成長軌道に向かって大きく動き始めています。そこでは、これまで以上に幅広い専門分野や様々な尖ったスキルを持った人材の活躍する場が広がっていきます。共通の目的・目標に向かって多様な能力や経験を持った人々が協力・協働することで、より大きな価値をお客様にお届けできるようにしていきます。そしてそれは、豊富な経験を持ったベテランの方からチャレンジ精神に溢れる若い人たちにとって、きっと大きな成長の機会となるに違いありません。人生の多くの時間を占める仕事というものを、単に生活の糧を得るための労働としてではなく、「明日の医療を、あらゆる人々に」の旗印のもと、BDの世界に広がる65,000人の仲間たちと一緒に実現・実行していくことは、きっと多くの方の仕事の目的と重なることでしょう。そんな志を共有できる皆さんが、新たな成長ステージに入りつつある私たちの仲間に加わっていただけることを心待ちにしています。